還暦記念 木具師 橋村萬象展

2018/10/25 (木)

不退転 片木目雪吹

ごあいさつ

この度、曲物の第一人者、橋村萬象さんの還暦を
記念して作品展を開催させて頂きます。
伝統を踏まえ、常に時代に即応した新しい作品に
挑戦されている、萬象さんの茶器曲物を御高覧賜
りたくご案内申し上げます。
                  金源堂拝

日 時 : 平成30年11月16日㈮~22日㈭
    午前10時~午後6時
場 所 : 金源堂2階「和のギャラリー伸美」
作者来店:16日㈮~18㈰ 在釜

                                ごあいさつ

 この度、還暦記念展を仙台金源堂さんで開催させていた
だく運びとなりました。
 千年の古都、京都で代々有職御木具師として皇室の御用
を賜り続けた家に生まれ、そして現在は茶器木具師として
の家業を継ぎ40年が過ぎました。
 これもひとえに御支援賜りました皆様方のお陰と感謝申
し上げます。これからも時代に流されず時代に添える事を
考え制作して参りたいと存じます。
 何卒御高覧の上御指導賜りますようお願い申し上げます。
   平成30年11月吉日
                                                           木具師 萬象


橋村家の歴史

橋村家は平安遷都の時、奈良より皇室の共をして京都に移住。
以後、橋村又左衛門の名で名字帯刀を許され、数十代にわたり御所禁裏御用を賜る
(檜による曲物など)

東京遷都以後、公家の御用を賜りながら「茶器木具師」として茶道具作りを始める
(主に秋田杉、吉野杉、尾州檜による曲物など)。
茶器木具師となり三代目の又左衛門が大徳寺管長より
いっとうばんしょう よろず かたち
「一刀萬象」(一の刀より萬の象を作る)の名を拝受し「萬象」を名のる。


平安遷都

   「有職御木具師」
     橋村又左衛門

江戸時代幕末

東京遷都
   「茶器木具師」
    初代 又左衛門
    二代 又左衛門
    三代 又左衛門
         (後に初代萬象)
    初代 芸誉萬象
    二代 清岳萬象
    当代