高橋朋子 陶磁展

2022/11/01 (火)

高橋朋子 陶磁展

・会期 
2022年11月18日(金)~24日(木)
・時間
10:00~17:00
・会場
金源堂2階ギャラリー
・作家在廊
11月18日(金)~21日(月)お昼頃まで


ご挨拶
朋子さんを迎える4度目の冬がやってきます。
年々新たな作品に挑戦する前向きな姿勢に刺激を受けながらも、
今までの作品にも丁寧に取り組む姿にファンが多いことも納得です。
茶の湯のうつわ・暮らしを彩るうつわなど、
透き通るような“翠光彩”の新作と共に華やかなこれからのシーズンにも
ふさわしい作品をご高覧いただきますよう、お待ち申し上げます。
                                                                  金源堂 金ケ崎清香




高橋朋子の「色絵金銀彩」
高橋朋子は北海道に生まれ、沖縄で陶芸を学び、千葉の八街に工房を構える。やきものへの興味は、野焼きによる土器にはじまり、陶器そして磁器へと向けられ、現在は白磁に色釉と金属箔を組み合わせた「色絵金銀彩」のシリーズを中心に手掛ける。豊かな自然の中で育まれた感覚と感動が、独自の文様をつくり出す。「月暈」や「游ぐ月」など、作品の名称からは高橋の視点が読み取れる。近年は、とくに茶の湯のうつわに心惹かれ、フォルムや文様などを通して、この瞬間にしか生み出せない「うつわ=作品」づくりを展開する。得意とする多彩な色合いとオリジナルの文様の融合は、高橋の世界観を映し出すとともに、新たな色絵磁器の創出を告げている。今後ますます魅力ある展開が期待され、目が離せない存在である。(唐澤昌宏/国立工芸館長)


高橋 朋子 Takahashi Tomoko

札幌生まれ /1999 沖縄県立芸術大学大学院修了 /2001 千葉県八街市にて開窯
主な受賞歴
2019 第25回日本陶芸展 茨城県陶芸美術館賞・現在形の陶芸 萩大賞展V 佳作賞 ・第8回菊池ビエンナーレ 奨励賞 /2021 笠間陶芸大賞展 奨励賞 /2022 第14回現代茶陶展 TOKI織部優秀賞 (2017,20同賞受賞)
主な個展・グループ展  
近代工芸と茶の湯II 国立近代美術館工芸館(MOMAT) /清州国際ビエンナーレ グローバルパビリオン(2017) /Art Space 563 台北 (2019, 21) /金源堂(2020,21) /日本橋三越本店 美術サロン(2018, 22) /近代工芸と茶の湯のうつわ 国立工芸館(2021) /パラミタ陶芸大賞展 (2021)
パプリックコレクション
沖縄県立芸術大学芸術資料館/緑ヶ丘美術館(奈良県生駒市)/土岐市(土岐文化振興財団)/茨城県陶芸美術館/東京国立近代美術館(MOMAT)